福山市立熊野小学校の水害碑が地図記号「自然災害伝承碑」に登録されました

福山市立熊野小学校内にある,約100年前のため池の決壊に伴う洪水被害を記録していた水害碑が,2022年1月14日に国土地理院の「地理院地図」サイトに自然災害伝承碑として登録されました。自然災害伝承碑に関する国土地理院のサイトはこちら。この登録は,熊野小学校6年生による調査が契機となっています。6年生は,「総合的な学習の時間」の中で,水害碑を建立することになった災害について,地図作業,当時の日記や新聞の調査やフィールドワークを通じてまとめ,昨年12月に福山市危機管理防災課の職員の方に向けて発表しました。それを受けて,福山市が国土地理院へ登録申請を行ったもので,福山市において初めての自然災害伝承碑の登録となりました。当コースの熊原康博准教授,博士課程後期の岩佐佳哉さん,学部4年の村上正龍さんは,児童の調査に対して指導・助言を通して協力しておりました。過去の活動はこちらこちら

2022年1月22日付け中国新聞朝刊(こちら)で,児童の活動で水害碑が地図記号として登録された記事が掲載されました。児童の調査に基づいて地図記号への登録に至ったケースは全国初となります。今後,このような活動が広まることで,身の回りの自然災害への関心が高まり防災意識の向上に資すると考えています。