私たちのコースは、広島高等師範学校の伝統を受け継ぐ教育学部教科教育学科社会科教育学専修および大学院教育学研究科教科教育学専攻社会科教育学専修と、広島師範学校を母体とする学校教育学部中学校教員養成課程社会および大学院学校教育研究科社会科教育専攻が、2000(平成12)年に統合してできた組織です。
2020(令和2)年に、教育学研究科を含めた文系の大学院が統合されて人間社会科学研究科となり、現在の名称となりました。
教育とは未来を担う人間を育てる営みであり、いつの時代、どこの社会でもとても重要で大変な仕事です。
複雑で多様な現代社会においては、教育を担う学校教員には高い資質と能力が求められます。
昔から「教育の広島大学」と呼ばれてきました。
私たちのコースでは、学校現場で求められる実践的な知識や技能を学べるとともに、そのような人間育成を学問的に探究する諸学問の理論を学び研究することができます。
卒業生の多くは全国各地で高等学校地歴科や公民科、中学校社会科そして小学校などの教員として活躍しています。さらに毎年たくさんの方が大学院に進学し、大学教員などになっています。大学での学修を一般企業で活かしている方もたくさんいます。
子どもの教育にホットな情熱を抱く方の期待にも、また教育にクールな分析のまなざしを持つ方の期待にも応えられるカリキュラムと教員を揃えています。
私たちと共に、民主的な国家・社会の形成者を育成するためには何が必要か、「社会を知る」「社会がわかる」「社会をつくる」とはどういうことか、どうすればそのような資質・能力を育てることができるかについて考えていきませんか。
社会認識教育学コース主任
熊原康博