広島市立中央図書館主催の令和5年度被爆体験継承事業の企画展「いしぶみは語る」の関連イベントとして、学部3年の私(西屋優人)、一柳真帆、赤田拓哉、山本健人の4名が講演会を行いました。
講演会では「平和を刻む石を探す―広大生による全国原爆碑調査―」というテーマの下、これまで行ってきた全国に分布する原爆碑やその属性について講演しました(過去の報告はこちら)。講演会には多くの方々にご参加いただき、被爆地であるヒロシマ、ナガサキの石碑建立の経緯の違いや、被爆直後に亡くなったタカラジェンヌ「園井恵子」に関する研究結果をお話ししました。多くの方々に我々の研究を知っていただけたことを大変嬉しく思います。
(学部生の感想)
〇赤田拓哉
このような場で発表するのは、初めてなので緊張しましたが、とても貴重な経験になりました。この研究を多くの人に知ってもらう機会をさらに設けて、平和学習等に活かしていきたいです。
〇一柳真帆
研究でわかったこと一つ一つが新しい発見でした。きっと別の場所にいたら触れることのなかった原爆碑を研究していることは、今後広島を離れてもきっと自分の根幹をなす経験になると思います。
〇西屋優人
約2年間の研究の成果を一般の方々に聞いていただいて、大変嬉しく思いました。昨今、「原爆被害の風化」や「忘れられた碑」ということが進んでいる中、「平和」について参加者の方々と共に考えることができ、貴重な経験をすることができました。
〇山本健人
今回、講演を聞いてくださった方から多くの知見をいただき、私たちも学びを深めることができ、いい機会となりました。最後にはこれからの研究に対する励ましのお言葉をいただき、私たちの研究に期待されていることが実感できました。
なお、今回の講演会の内容は、広島市立中央図書館ロビーにてパネル展示をしております。詳しくは広島市立中央図書館HP(こちら)
(学部3年 西屋優人)