学部1年生の西屋優人,一柳真帆,赤田拓哉,山本健人の4名は,前期の教養ゼミで行った調査を続けて,現在,全国の「原爆関連碑」の分布やその属性の特徴について研究しています。チームでは,原爆関連碑を,原爆の犠牲者を慰霊する碑,核兵器の廃止,恒久平和を祈願する目的で建てられた碑と定義しています。現在まで,全国で552基の碑を確認しました。広島県や長崎県に多いのはもちろんですが,関東地方にも58基あるなど,全国各地に広がっていることが分かってきました。新型コロナウイルス感染症の影響で,現地調査が難しい中,インターネットを活用したGoogle earthでの調査や,新聞記事,論文,報告書,個人のブログなどを丹念に調べています。毎週,調査報告をMicrosoft teams上で行い,各自の発見や研究の方向性などを議論しています。
この研究に対して,広島大学校友会・同窓会 第15回ドリームチャレンジ賞(こちら)に採択されましたので,より一層,研究を良いものにして,多くの方に使ってもらえるような成果にしたいと思っています。
(学部1年 西屋優人)
第15回ドリームチャレンジ賞(こちら)