学部生が広島市立中央図書館の企画展に協力しています。

 広島市立中央図書館主催の令和5年度被爆体験継承事業の企画展「いしぶみは語る」に,学部3年の私(西屋優人),一柳真帆,赤田拓哉,山本健人の4名と熊原康博准教授が協力しています。4名は,学部1年の教養ゼミで行った調査を継続的に続けて,全国に分布する原爆碑やその属性の特徴を研究しています。過去の報告はこちらです。

 この企画展では,広島市内に残る原爆慰霊碑や平和記念碑について関連する書籍や写真パネルを展示します。私たちは,全国の原爆碑の分布や,広島と長崎の原爆碑の分布や属性の比較,平和運動の年表と原爆碑の建立の関係を示したパネルを作成しました。7月1日(土)からの開催に向けて,6月29日には図書館の職員の方とともに,パネルを貼る作業やレイアウトの検討を行い,準備を行いました。

 また,関連するイベントとして,私たちがお話しする講演会「平和を刻む石を探す—広大生による全国原爆碑調査」(7月23日(日)10:00~12:00)が行われます。参加を希望される方は,広島市立中央図書館のサイト(こちら)よりお申し込み下さい。

 今回は,広島市立中央図書館の企画展に,パネル展示や講演会の講師として協力できたことを光栄に思います。私たちが約2年行ってきた研究の成果を多くの方に知っていただき,今一度,平和について考えるきっかけになれば幸いです。

(学部3年 西屋優人)

企画展「いしぶみは語る」のチラシ
図書館で準備する様子①
図書館で準備する様子②