学部生の1日 (学部3年 百井拓未さん) 2018年現在

兵庫県出身

3年生の1日

 ほとんどの3年生は1,2年生のうちに必修科目などを履修し終わっているため、基本的に授業数は少ないです。3年は前期(4月~8月)よりも後期(10月~2月)の方が、空き時間が増えますね。
 3年生はその空き時間を、好きな本を読む時間やアルバイトの時間、ゼミの研究の時間などに充てています。私は好きな本を読むことが多いです。
 また、基本的に3年後期からはゼミが始まりますが、教授の方々によってゼミの開始日は違います。3年前期から始まっているゼミもあるようです。私は倫理ゼミに所属していますが、まだ本格的にスタートしていません。

3年生で経験する教育実習

 広島大学の教育実習は母校実習ではなく、広島県内の広大附属校で行います。私は10日間の実習を2校、合計20日間の実習をさせていただきました。
 試練の20日間です。大学で得た知識や理論を用いて50分の授業を設計するのですが、これがまた大変。授業構想を考えるのには時間がかかるし、資料やプリントを作成するのにはもっと時間がかかりました。
 一方で、授業中に生徒が良い反応をしてくれたり、生徒と楽しく触れ合ったりするのは教育実習の醍醐味だと思います。
 また、教壇実習後には実習生の仲間や指導教員が、自分の授業の批評をしてくれます。そこでは大学の講義でも得られなかった貴重な意見や知見を得ることができました。
 教師は大変な職業ですが、実習を通してやり甲斐が充分にある職業だと思いました。

社会系コースの雰囲気

 社会系コースは1学年で20数人程度の学生がいます。3年生は21人です。少人数クラスのような感じですね。
 基本的には社会科・地歴公民科好きの学生が集まっています。ですので、日本史好き同士で意気投合したり、世界史の話で盛り上がったり…ということもあります。
 また、教育学部の他コースと比べて、異学年同士の結びつきが強いと思います。イベントの参加不参加は自由ですが、上級生や下級生とのイベントが多く異学年との交流がたくさんできると思います。