本コースの大学院生が『ストロング・デモクラシー』の読書会を企画・実施しました

本コースの大学院生である神田颯さん、村田一朗さんを中心に、『ストロング・デモクラシー 新時代のための参加政治』(バーバー、2009、日本経済評論社)の読書会を行いました。

本会は、「近年登場したデジタル・シティズンシップ概念を捉えるうえで、政治や市民とは何かを考える必要がある」という問題意識のもとで企画されました。リベラル・デモクラシーの限界点やそれを乗り越えるための「ストロング・デモクラシー」のあり方などを理解・議論することで、デジタル時代における政治や市民の在り方や社会科教育を支えるバックボーンを検討することができました。

企画、スケジュールの設定、進行などを大学院生が担うことで、お互いのスケジュールや研究関心などを考慮しながら、参加者がざっくばらんにディスカッションすることができただけでなく、文献のまとめ方や発表の仕方、質疑応答の司会の役割を経験的に学びました。

 また、実施にあたってはMicrosoft teamsとZOOMを併用することで、本コースの大学院へ進学予定の学生も参加しました。今後は、こうした取り組みを通じて、他大からの進学希望者が、本コース大学院の様子や院生がどのような研究に取り組んでいるのかなどを深く知ることができるように情報発信を行っていきたいと考えています。

奥村 尚(研究生)・神田 颯(博士課程前期)