「ジュニアドクター育成塾」で3D地形モデルを使ったセミナーを行いました。

12月13日に,国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)事業「ジュニアドクター育成塾」のセミナーとして,本講座の熊原康博准教授,大学院生の岩佐佳哉さん,学部4年の住谷侑也さん,学部3年の木村海斗さん,毛利紀仁さんが,3D地形モデルを使った小・中学生対象のワークショップを行いました。会場は広島大学教育学部で,参加者は11名でした。午前中は,広島市内で想定される自然災害である土石流と内水氾濫の特徴を紹介するとともに,ハザードマップや地理院地図の使い方を指導しました。午後は,「どのようにしたら,災害情報や防災に関する情報を3D地形モデルでわかりやすく伝えられるか?」を課題として,3Dプリンターで作成した地形モデルを活用して,受講生自身で地形モデル上に,ハザードマップや地形の情報を追加する活動を行いました。最後に,各班で作成したオリジナルな防災3D地形モデルについて,工夫をした点や地図と立体の情報の違いについて発表してもらいました。

「ジュニアドクター育成塾」とは,ものづくりをとおして児童・生徒がもつ数理・情報分野に対する興味・関心を飛躍させ,将来,人・社会の諸課題に果敢に挑戦し,21世紀に必要な人材,我が国のこれまでの科学技術の繁栄を継続させながら,その礎のもとに持続可能な社会を発展させていくことが出来るような革新的イノベーションを起こす傑出したリーダー人材及び革新的イノベーションを起こす人を支える傑出した人材を育成することを目的した教育プログラムです。詳細はこちら

※新型コロナウイルス感染症対策で,3密を避ける観点から,受講生学校関係者や保護者の参観はしておりません。当日は,参加者全員37.5度以上の発熱がないことなど健康状態を確認し,手指の消毒や換気を十分に行い,マスクとフェイスシールドをつけて行いました。