「のん太の学び場」を活用したオンライン学習の試行実験を行いました

 

 学部生と大学院生は,東広島市立図書館と連携して,東広島市地域学習用デジタルコンテンツ「のん太の学び場」を開発しています。2020年3月までに20個の単元を開発し,公開することができました。
 このデジタルコンテンツは,小学校3年生から6年生で扱う単元をカバーするように構成されています。各単元では,以下のことを目指します。
①地域の特色や課題に係る「なに」「なぜ」をみつける課題発見力の育成を支援すること,
②一般概念と具体事例を往復しながら,「なに」「なぜ」を説明する思考力を高めること,
③パフォーマンス課題への取組を通して,社会に意見を表明する態度を身につけること,
④図書館等が所蔵する書籍にアクセスする機会を増やすこと,
⑤東広島市内の学校が連携して授業づくりを行うプラットフォームを提供すること,

 3月と4月の学校休業期間中には,自宅で学ぶ児童と大学の教室で学ぶ児童をインターネットで結んで,「のん太の学び場」オンライン学習の試行実験を行いました。1回目(3月16日)には単元「のんバス」を取り上げ,大学院生がバスの車内と西条駅前から中継しながら,コミュニティバスの特色を探究しました。2回目(4月2日)は単元「市旗」を取り上げ,大学院生が警察署前,消防署前,郵便局前に掲揚されている旗を紹介しながら,旗の種類から読み取れる各公共機関の機能を考えました。
 引き続き本コースの学部生や大学院生は,地域の教育課題に取り組んでまいります。