広域交流型オンライン学習(自然災害からくらしを守る)に協力しました

2025年9月10日、広域交流型オンライン学習が実施され、本プログラムの草原和博教授が授業担当者として、熊原康博教授が自然地理学の専門家として、本コース・プログラムの学部生1名と大学院生5名が支援員として参加しました。

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は、2023年10月から、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環として,「デジタル・シティズンシップ・シティ:公共的対話のための学校」に取り組んでおり、草原教授が研究開発責任者を務めています。

授業当日は、東広島市内からは小学校11校21学級(三永小、原小、八本松小、高屋東小、高屋西小、上黒瀬小、福富小、豊栄小、河内小、入野小、龍王小)の4年生(580名)とスペシャルサポートルーム、フレンドスペース、スクールSの児童・生徒、広島県内からは小学校2校2学級(廿日市市立平良小、府中市立上下南小)の4年生28名、そして広島県外からは北海道の小学校4校5学級(釧路市立清明小、浜中町立霧多布小、奥尻町立奥尻小、奥尻町立青苗小)の4年生85名、鹿児島県の小学校9校10学級(鹿児島市立桜峰小、鹿児島市立桜洲小、鹿児島市立東桜島小、鹿児島市立前之浜小、徳之島町立亀津小、徳之島町立亀徳小、徳之島町立母間小、徳之島町立尾母小、徳之島町立花徳小)の児童140名と島われんきゃハウス(徳之島町)の児童が参加し、合計で26校38学級833名と過去最大規模の授業でした。

今回は、「家や学校でのそなえと訓練だけで命は守れるか?」という授業テーマのもと、地震だけではなく津波や噴火に備えた避難訓練を実施している学校の存在に触れたり、防災のために情報伝達、減災工事、避難救護等の対策が取られていることを学んだりする授業を実施いたしました。その中で、東日本大震災の津波被害を伝承する災害遺構「荒浜小学校」や80年前に東広島市高屋町の小寺池に土石流被害が生じ,復旧したことを伝える「自然災害伝承碑」の前から中継をつなぎ、訓練や災害対策だけでなく、過去の災害の記憶を語り継ぐ大切さにも気づくことを意図しました。

授業の詳細については、こちらをご覧ください。

―――――

【支援した大学院生の感想】

今回は、大学本部を担当しました。大学本部は授業担当者の草原先生や教室で直接支援をしているスタッフ、中継先のスタッフなど全員と連携を取り、授業が円滑に進行できるように裏で支援を行う役割を担います。授業当日は東広島市内で雨が降っていたこともあり、特に小寺池下の碑で中継を行うスタッフと密に連絡を取り、中継や移動に細心の注意を払ってもらったり、授業進行を担うホストを運営するスタッフと中継時間についてやりとりをしたりしました。実際に学校に行って直接児童・生徒や先生方の支援はしませんでしたが、荒浜小学校や小寺池下の碑の中継を児童たちが真剣な眼差しで見ている様子が、Zoomのカメラを通しても伝わってきました。今後も、教室同士が、そして学校と地域がつながって対話しながら学べる環境づくりについて学んでいきたいと思います。(博士課程前期1年 上中蒼也)

今回は、災害現場や自然災害伝承碑を紹介する中継を担当しました。広域交流への参加は初めてでしたが、事前に丁寧なご説明をいただき、下見や打ち合わせも十分に行っていただいたおかげで、安心して当日を迎えることができました。当日は悪天候の中での中継となりましたが、連絡を密に取り合いながら行動し、移動や機材の大きなトラブルもなく、無事に中継のサポートを行うことができました。教科書や資料集の写真ではなく、現地からの“生”の中継によって、よりリアルに状況を伝えることができ、児童たちからも良い反応が見られました。災害対策や過去の災害の記録を、より実感をもって伝えられたのではないかと思います。今回の中継を通して、貴重な経験をさせていただくとともに、私自身も多くの学びを得ることができました。(博士課程前期1年 赤田拓哉)

―――――

本活動には、当コース・プログラムの以下の大学生・大学院生が協力しました(所属・学年は実施当時)。

【博士課程後期】3年:𠮷田 純太郎、2年:宇ノ木 啓太
【博士課程前期】1年:赤田 拓哉・井戸 浩太・上中 蒼也
【学部生】2年:藤田 陽輝