ネパール・カトマンズ市で活断層に関する企画展を行いました

 本コース教員の熊原康博教授は,2024年4月21〜25日の5日間,ネパール・カトマンズ市中心部にあるNepal Academy of Fine Arts(ネパール国立芸術アカデミー)の展示ホールにて,「Touch the Indo-Eurasian Plate Boundary An Exhibition of Peeled-off Earthquake fault of Nepal Himalaya(プレート境界断層に触ろう—ネパールヒマラヤの地震断層剥ぎ取り展—)」を,カウンターパートが所属するDepartment of Geology, Trichandra Campus, Tribhuvan University (トリブバン大学トリチャンドラ校地質学教室)との共催で,開催しました。この企画展では,プレート衝突境界の地震断層を剥ぎ取りした実物標本をはじめ,地震断層の横6m×高さ3mのポスター,ネパールヒマラヤの3Dモデル,地震と断層に関する解説パネルなどを展示し,将来起こりうる巨大地震への啓発や,科学的な知識に基づいた活断層とヒマラヤ山脈形成の関係への理解を目指しています。

 企画展には,5日間で800名を超える来場者が訪れました。アンケートには,多くの方に活断層や巨大地震への理解が深まったとの感想が寄せられました。今回作成した展示資料は,繰り返し使えるよう作成しており,今後,別の機会でも展示を行うことを考えています。この企画展は,科研費(18KK0027)の成果です。