2023年3月25日と26日に行われた日本地理学会春季学術大会において、本コースの博士課程後期3年の岩佐佳哉さんが下記の論文について2022年度日本地理学会賞(若手奨励部門)を受賞しました。
岩佐佳哉 2022.1945(昭和20)年枕崎台風と2018(平成30)年7月豪雨に伴う斜面崩壊の分布からみた斜面崩壊の免疫性.地理学評論 95: 123–137.
この賞は、日本地理学会が刊行する学会誌に掲載された論文の若手執筆者を対象としたものです。岩佐さんは広島県南部を対象として、1945年の枕崎台風と2018年の西日本豪雨で発生した斜面崩壊の分布を比較することで、斜面崩壊の免疫性が73年間では保たれていることを明らかにしました。受賞理由は日本地理学会webサイトに掲載されています(こちら)。
岩佐さんのコメント
この論文は博士論文の一部を構成するもので、このような評価をいただいたことは学部生の頃から社会系コースで学び、研究してきた集大成として自信となり、喜びでいっぱいです。これまでご指導いただいた熊原康博先生をはじめ、コースの先生方、助言をくださった方々へ深く感謝申し上げます。4月からの赴任地でも社会系コースでの経験や学びを糧に研究をすすめたいと思います。