2023年2月18日(土)に韓国のソウル教育大学で開催された「2023日韓社会科教師交流会」にて、学部4年の私(大岡慎治)と学部3年の近藤郁実さんが「日韓の社会科教員志望学生が考える望ましい社会科教育の方向」について発表を行いました。
昨今の日韓関係は文化面や人的交流の面では良い関係を築いていますが、政治面・社会面だと険悪な関係になっています。文化面のみならず政治面でも良好な日韓関係を築いていくために社会科教育は何ができるかについて考えました。そのため、各自が理想とする教育や関連分野の先行研究をレビューし、「わかりあえないことを認め、対話し続けることができる市民を育てる社会科」がよりよい日韓関係を築くために必要な社会科教育であると提案しました。また、韓国側の発表者と意見を交えることで、自国の文脈だけでは考えられることのできなかった新たな視点に接することで、社会科教育をより広い視野から省察することができた機会であったと考えています。
国境を越えて社会科教員養成をふまえた今回の交流会のように、これからも日本国内に留まらず、世界中の社会科に携わる人たちで交流を深める機会を設けることが必要であると思いました。
(学部4年 大岡慎治)