本コースの熊原康博准教授,大学院生の岩佐佳哉さん,住谷侑也さんが,熊本地震に関する2冊の書籍『熊本地震の痕跡からの学び』『熊本地震の真実 語られない「8つの誤解」』に執筆しました。執筆した箇所は以下の通りです。
『熊本地震の痕跡からの学び』
・SPOT23 活断層の恐さと恵みを体感できる地域の守り神―益城町杉堂の潮井神社 (熊原・岩佐)(p.108-111)
・SPOT25 益城町平田に残る地震の痕跡と活断層調査―地域住民が守るフィールドミュージアム (岩佐・熊原)(p.116-121)
『熊本地震の真実 語られない「8つの誤解」』
・第3章3 3度動いた御船町の活断層(熊原・岩佐・住谷)(p.80-82)
・第4章2 西原村付近―布田川断層と出ノ口断層が活動した(熊原・岩佐)(p.148-151)
・第4章3 益城町堂園・杉堂―国の天然記念物に指定された地震断層(熊原・岩佐)(p.152-155)
・第4章5 北甘木・御船—前震と本震の際に地震断層が出現した(熊原・岩佐・住谷)(p.160-164)
以下,書籍情報です。
『熊本地震の痕跡からの学び』
(概要)本書は,様々な専門分野の研究者,学識者が執筆に関わり,2016年熊本地震で起こったこと,その痕跡,その後の調査等で明らかとなった知見を広くとりまとめています。多様な災害リスクから人々の生命や生活を守ることができる社会,たとえ災害が発生しても被害を最小限に抑え,迅速な復旧・復興に繋げられる社会を創るためのヒント,自然と地域のつながりの再発見をはじめ,様々な学びのきっかけになる一冊です。
(編集)国立大学法人熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター 減災型社会システム部門
(出版年月日)令和4年3月31日
(ISBN)9784908313844
(体裁)A5判,並製本,164ページ
(出版)熊日出版
(URL)http://shop.kumanichi-sv.net/shopdetail/000000001662
『熊本地震の真実 語られない「8つの誤解」』
(概要)熊本地震は二つの断層が別々に起こしたのか。発生を事前に十分予測できていたのか。住民が活断層の存在を知らなかったために備えができなかったのか。災害復興に重要なのは「公助」と「自助」だけか。これまで見逃されてきた真実を直視し,教訓を再整理する。
(編集)鈴木康弘・竹内裕希子・奈良由美子
(出版年月日)令和4年8月15日
(ISBN)9784750354460
(体裁)A5判,並製本,182ページ
(出版)明石書店