4月16日(土曜日)に,社会系コースの新入生オリエテーションを行いました。午前と午後にわけて行われた本行事は、社会系コースの新入生21名と教員8名が参加しました。
午前の部では、広島平和記念資料館を訪問し、広島で平和を考える意味を考えてもらいました。特に、清水弘士先生の被爆体験講話は、最近の国際情勢を踏まえて平和のために教員志望の学生である新入生が何を考えなければならないのか、また、被爆者への支援がなされなかった「空白の10年」に象徴される、語られていない語りにも目を配るきっかけとなりました。
午後の部では、新入生が先輩の人生から学び、自らの大学生活と今後の人生をデザインする「私の未来デザイン」プロジェクトを行いました。元広島県立教育センター・現広島大学の濵野 清様、立命館大学の角田将士様、帝国書院の平野 香様、広島城北中・高等学校の弘胤 佑様を講師としてお招き、当コースを卒業した後の人生経験について語っていただきました。先輩の話を聞くことで、新入生は、教育行政に携わること、大学で社会科教育を研究し教員志望の学生を育てること、社会科の教科書や教材を作成すること、学校現場で生徒と一緒に社会科を学び生活することなどを伺い、学生時代の学びがそれぞれの仕事に役立っていること,卒業後は多様な進路があることなどを学ぶことができました。その後,先輩からの話をふまえて、新入生は自分の大学生活と10年後の姿をデザインしました。当コースの教員と講師は新入生の語りを聞き、それに対するアドバイスを行いました。
最後のまとめの時間では、教員と講師から新入生に対する願いを伝えました。今回描いた「私の未来デザイン」を常に修正しながら,より良い未来を実現するために充実した学生生活を送ることを願っています。
(1年チューター 金 鍾成)