卒業生・修了生と共に、授業実践報告会を行いました

2021年12月27日(月)に、本講座の卒業生をお迎えし、実践報告会を開催しました。卒業生の実践した授業や、本講座に在籍している大学院生が計画した授業について、成果発表と活発な議論が行われました。

発表者と発表題目は、以下の通りです。司会は野瀬(M1)が務めました。

高松尚平(本講座OB) 

「歴史的意義カードを使って、10年後の教科書を考える」

村田一朗(M2)・A教諭(高校教諭)

「世界史でSOGIをどう教えるか:単元『ストーンウォールで、なぜ同性愛者が立ち上がらなくてはいけなかったか』の場合」

黒川祥(本講座OB)

「差別の歴史をどう伝えるべきか:部落差別の歴史を事例に」

奥村尚(本講座OB)・小野創太(D2)

「どのように高校倫理を教材研究・カリキュラムデザインするか」

広報ポスター

                                                      本報告会は、二つのコンセプトに基づき開催されました。第一に、学校現場で意欲的な実践・研究を続ける卒業生が、自身の成果を公開・洗練できる場を作ること。第二に、在学生が学校現場の様子を知るとともに、社会科実践の改善に向けた研究や、入職に向けた準備の意義を再確認する場を作ること、です。

当日は、学部生から院生まで多くの学生が参加し、積極的な質疑応答が行われました。慣れない環境の中で、本講座での学びや自身の研究内容を実践しようと努力している卒業生の語りから、勇気を貰うとともに、社会科教育をめぐる課題を再認識する機会となりました。

今後も、このように卒業生と在学生が繋がり、学び合う機会を作っていきたいと思います。

(M1 野瀬輝)