『自己責任の時代』の読書会を開催しました。

2021年12月28日(火)に、奥村尚さん(本講座OB)・村田一朗さん・田中崚斗さん・髙見史織さんを中心に、大学院生・学部生で読書会を開催しました。対象文献は、ヤシャ・モンク(2019)(那須耕介・栗村亜寿香訳)『自己責任の時代-その先に構想する、支え合う福祉国家』みすず書房 です。

今回の読書会では、不公正な社会状況の変革を目指す、社会正義志向の研究を行う院生・学部生が多く参加しました。そこで、社会正義志向の研究で批判対象となることが多い「責任」への理解を深めることを目的に開催しました。

上記4人に小野創太さん、武市実香さんを加えた参加者6名で分担して読み合い、担当箇所をポスターにまとめて質疑応答をしました。

対象文献を読み、これまで批判対象としてきた自己責任論の成り立ちや、社会正義志向の研究でよく用いられる責任否定論の問題点を知ることができました。

また責任に新たな価値を見出すという著者の考えに対して、その意義や課題を検討し合いました。

日ごろの研究とは異なる立場で書かれた文献を読み、考えが揺さぶられる面白さを感じたり、新たな視点から自分の研究を振り返ったりすることができました。

これからも、多様な文献を読む機会を積極的につくりたいと考えています。

髙見史織(博士課程前期)