東広島市広域交流型オンライン社会科地域学習に協力しました

2021年6月18日(金)、東広島市内各地の小学生をつないだ広域交流型の社会科授業が行われました。参加したのは、豊栄小学校、河内小学校、八本松小学校、木谷小学校、平岩小学校(2クラス)の5小学校6クラスの4年生約130人です。本取り組みは同市と広島大学の共同企画で、昨年度までの3年間に東広島市立図書館とE V R I(広島大学教育ヴィジョン研究センター)が作成したデジタルコンテンツ「のん太の学び場」を活用したオンライン地域学習授業です。当日は、同コンテンツの監修を務める草原和博教授、大坂遊徳山大学准教授と制作に携わった学生(大学院生8人・学部生1人)などが市内各所と6クラスの教室を繋ぎました。

今回のテーマは市内中心部を走る「のんバス」です。市役所、芸陽バス本社、バスの車庫や車内などからの中継をもとに、児童は主に公共性の視点から、「のんバスらしさ」を探究しました。子どもたちからは、「なぜ、赤字なのに走らせているの?」といった疑問の他、「なぜ西条でしか走っていないの?」といった広域での学習だからこその問いも出てきました。

私たち学生にとっても、実際に児童が学ぶ様子を知ることができる貴重な機会となりました。未だ感染防止の観点から学習活動にも制限が見られる中ではありますが、学校内の通信環境や「1人1台端末」の整備による新たな学びの姿を垣間見ることができました。

今後は、市内の全小学校の3・4年生に対象を拡大し、毎月さまざまなキーワードでの学習が予定されています。

今後の実施計画案

日時学年実施内容(予定)参考コンテンツ
7月15日スーパーと直売所、どこが違う?どこが同じ?農産物直売所
9月15日身近にキケンが迫っているサインとは?災害から身を守る
10月20日高屋に新しい消防署ができるらしいよ…なぜ?消防署
11月17日10年後に「子どもかぶき」はどうなっているか?子どもかぶき
12月15日なぜ八本松駅って、あんなに広いの?空き地があるの?瀬野八
1月19日外国から来た人にとって東広島市はくらしやすいか?外国人市民
2月9日なぜ東広島には大学が4つもあるの?広島大学
3月9日ため池を残したい?なくしたい?ため池

文責:学部4年 正出七瀬