戦時中の建物疎開を調査した卒論が中国新聞で紹介されました

地理情報システムソフト(QGIS)上での建物疎開の分布

2021年3月に当コースを卒業した佐藤拓実さんの卒業論文に関する記事が,2021年6月15日付の中国新聞朝刊に掲載されました。 

佐藤さんの卒論は,戦時下の広島旧市街の「建物疎開」の進捗過程について,1939年12月と1945年4月,7月に日本陸軍やアメリカ軍が撮影した3時期の空中写真を地理情報システム(GIS)ソフトに取り込んで分析したものです。研究の結果,戦前の道路拡幅計画に基づいて建物疎開が概ね進められたものの,その計画とは異なる場所にある「西遊郭」の建物を壊すなど,恣意的な運用も認められました。詳細については,6月19日(土)開催の地理科学学会春季学術大会(オンライン)で発表します。どなたでも視聴できますが登録が必要です。詳しくはこちら

中国新聞の記事はこちら(中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター)