卒業生の活躍 大嶋沙織さん(広島県立呉三津田高等学校教諭) 2015年現在

社会系コースを卒業後、どのような仕事をされてきましたか?

平成25年度に社会系コースを卒業し、一年間は福山で臨時採用として特別支援学校に勤めていました。その年に無事教員採用試験に合格することができたので、今年度から広島県立呉三津田高校に赴任し、正採用として一年目です。

現在はどのようなお仕事をされていますか?

文系の2、3年生を対象とした日本史Bを担当しています。また2学年の副担任もしています。その他にも校務分掌として、生徒指導部の中の生徒会執行部に所属しており、学校行事の運営を生徒とともに行っています。部活動は、バトミントン部と弓道部の顧問をしています。

中学校・高等学校教師の魅力とは何ですか?

教職は生徒ありきの仕事だということを感じさせられる機会が多々あり、生徒に癒されることもあれば、考えさせられることもあります。やっぱり一番の魅力は生徒との関係性が深まり、自分の指導で生徒が成長する姿を間近で見ることができるところだと感じています。

どのような大学生活を過ごされていたのですか?

授業にはきちんと出席し、サークル活動とアルバイトなど、充実した日々を過ごしていました。社会系コースでは、1年生から4年生まで参加する様々な行事があり、上級生の方々と交流することができるので、積極的に参加していました。

社会系コース(いわゆる教社)に入って得た一番大きなものは何ですか?

私にとって一番私にとって大きかったのは、一生の友達ができたことだと思います。社会系コースは特に女子は人数が少ないので、四年間の学生生活でのつらいことや楽しいことを常に共有することができ、深い関係を築くことができました。そのことは私にとって一生の宝になったと思います。

社会系コース(いわゆる教社)で学んだことで役に立っていることは何ですか?

社会系コースの授業では、模擬授業を行う機会に恵まれており、授業の中で生徒にわかりやすい説明の仕方を試行錯誤し、多少なりとも話術を身に付けることができたと思います。また、模擬授業を行う上で必要とされる、専門的な知識や教材研究の方法を学ぶことができたことです。これらは、日々の実践に大いに生かされていると感じています。

高校生(受験生)・大学生に向けてのメッセージをお願いいたします

これから社会系コースを受験しようとしている高校生に向けてのメッセージとしては、大学はとても楽しいところで、かけがえのない友人もでき、勉学においても刺激を受ける機会が多いところです。モチベーションをあげて受験勉強を頑張って、楽しい大学生活が送れるようにしてほしいなと思います。
大学生に向けてのメッセージとしては、社会人になってからこういう勉強すればよかったとか、やり残したことに気付くことが多いので、時間に余裕のある大学生活の間にできることをしっかり考えていろんな経験を積んでほしいです。また、勉学を怠らないように過ごしてほしいなと思います。あと、いっぱい本を読んでほしいですね。