本講座の学部生・院生が東広島市地域学習用デジタルコンテンツを開発しました

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、東広島市立図書館と連携し、東広島市の地域を学習できるデジタルコンテンツを開発しています。このプロジェクトに、本講座の正出七瀬さん(学部2年)、髙見史織さん(学部3年、川口ゼミ)、青本和樹さん(博士課程前期2年、草原ゼミ)、篠田裕文さん(博士課程前期2年、草原ゼミ)の4名と、コーディネータとして私が従事しました。

2018年度の8月から活動を開始し、デジタルコンテンツのコンセプト・デザイン・キーワード案などを、文献調査と並行して協議を重ねました。2019年1月には、高屋町や福富町に合同でフィールド調査を行い、取材方法や地域教材収集方法などを学び合いました。その後も各自が取材と検討を重ね、問いの構造を意識した探究過程を開発しました。本講座の草原和博先生、卒業生の大坂遊先生(徳山大学、草原ゼミ出身)が監修し、2019年9月2日(月)に「東広島市地域学習用デジタルコンテンツ(通称「のん太の学び場」)」を公開いたしました。

「のん太の学び場」は、主に小学校3・4年生が使用する社会科副読本『わたしたちの東広島市』を参考に設定されたキーワードを深く学ぶデジタルコンテンツです。この度、「酒づくり」「河内」「ため池」「瀬野八」「農産物直売所」「子どもかぶき」「ごみ袋」「消防署」「藤原春鵲(しゅんじゃく)」「広島大学」10のキーワードを公開しました。今年度は、年度末までには新たに「豊栄」「志和」「安芸津」「黒瀬」「公園とその役割」「とんど」「市旗」「のんバス」「姉妹都市・北広島市」「牛と地域の産業」の10テーマを追加する予定です。

公開を記念し、2019年9月23日(月・祝)に公開記念講座「東広島市のなに?なぜ?発見!~調べて読んでカタチにしよう~」を開催いたします。小学生3年生~6年生を対象に、東広島市立中央図書館にて「のん太の学び場」と図書館の本を使って東広島市の「なに?」「なぜ?」を追求していく学習講座です。コンテンツを監修した草原教授をはじめとする大学教員と、開発に携わった大学生・大学院生が学習をサポートします。最後まで頑張った参加者には、修了証もお渡しします。ぜひご参加ください。

(博士課程後期2年 守谷富士彦)

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