東広島市地域課題研究懸賞論文の最優秀賞,優秀賞を受賞しました

学園都市づくり交流会議(事務局:東広島市学園都市推進課)が実施する「平成30年度地域課題研究懸賞論文」で,博士課程後期1年の横川知司さんが最優秀賞,博士課程前期1年の岩佐佳哉さんと学部4年の浅井詩織さんが優秀賞をそれぞれ受賞しました。この論文賞は,東広島市の地域課題に関する調査,研究,活動の成果を論述した研究論文を市内の大学生・大学院生より募集し,優秀な論文を表彰するものです。3月19日に,東広島市役所において授賞式と研究成果発表会が行われ,高垣市長をはじめ市職員や審査員を前に各々の研究成果を報告しました。

横川論文は,東広島市西条町を中心とした自然,歴史,農業,文化などについて文献・資料,現地調査に基づき,生涯学習やまちづくり,学校教育に活用することが出来るよう,わかりやすくまとめたガイドブックとして開発・提案したものです。

岩佐論文は,東広島市において昭和20年9月に発生した枕崎台風による土石流の分布と発生要因を明らかにしたことと,枕崎台風と昨年の豪雨災害で生じた土石流の分布を含めた,東広島市「土石流履歴ハザードマップ」を新たに提案したものです。

浅井論文は,東広島市柏原地区で江戸時代後期に行われた新田開発について,文書と絵図の解読から,新田開発の進展過程の詳細について歴史学・地理学的手法を融合した手法で明らかにし,当地区の新田開発を事例とした中学校歴史的分野の授業案を開発したものです。

本講座に関わる受賞論文タイトル 【最優秀賞】 横川知司: 『歩いて学ぼう!西条地歴ウォーク』ガイドブックの作成 【優秀賞】 岩佐佳哉: 昭和20年9月枕崎台風と平成30年7月豪雨の土石流分布の比較検討と「土石流履歴ハザードマップ」の提案 浅井詩織: 新田開発の地理歴史融合教材の開発―東広島市柏原地区を事例に―